子宮頸がんで子供が産めない体になった元アイドル夏目亜季さん、当時23歳だったときの後悔

科学

当時アイドルだった夏目亜季さんは23歳のときに、突然のがん宣告を受けました

リンパ節にも転移があり、放射線治療を受けて子供が産めない体になったそうです

HPVワクチンを打っていれば予防できた可能性があったことを医師から聞き

ワクチンを接種しなかったことを後悔したとのこと

女性の多くは一生に一度HPVに感染する

性的接触のある女性の50%以上が一生に一度はヒトパピローマウイルス(以下、HPV)に感染するといわれており、HPVの感染によって一部の人は子宮頸がんに罹患します。日本では年間に約1.1万人が子宮頸がんにかかり、約2,900人が亡くなっています

一生のうち子宮頸がんになる人の割合は1万人あたりに132人、
35人の女子クラスとして換算すると2クラスに1人が子宮頸がんになる確率です

HPVワクチン接種率はG7ではワースト1位

引用元:厚生労働省HP

上記のグラフをみても、ワクチンの接種率が一番わるく、
ワクチンを3回打っている人は1.9%とG7中でも最低だった

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引用元:JOICFP

日本の子宮頸がん発生率も、G7の中ではワースト1位
この背景にあるのはHPVワクチン接種の低さが原因ではないかといわれています

日本の接種率がわるい理由

HPVワクチンは、2013年4月に定期接種化しましたが
接種後の副反応(主に慢性的な痛みや運動障害など)の報告が増え
メディアに報道されることで

厚生労働省はワクチンを積極的に推奨することをやめました
それが原因となり、2019年ごろまでは接種率は1%未満になってしまった

HPVワクチンの副作用について、厚生労働省の見解

HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます

引用元:厚生労働省 HPVワクチンについてQ&A

上記のような副作用のほかに、重篤な副作用も報告されています

引用元:厚生労働省 HPVワクチンについてQ&A


そのほかにもワクチンとの因果関係は否定できないされた症状の報告があります

  • 広い範囲に広がる痛み
  • 手足の動かしにくさ
  • 不随意運動(勝手に体の一部がうごいてしまう)

このように「多様な症状」が報告されています

多様な症状はワクチンをうったことにより、引き起こしたきっかけになった
ことは否定できないが、接種後1ヶ月以上経過してから発症されている人は
接種との因果関係と疑うことはむずかしいという厚生労働省の見解です

まとめ(考察)

HPVワクチンの副作用の報道は10年以上たっていますが、当時の印象にのこっています
若い女性が苦しんでいる姿をみて、すごくかわいそうな気持ちになりました

「多様な副作用」は、HPVワクチンの接種が原因で起きた症状であると完全に否定できないと感じるが
かといって接種しなかった場合も同じ症状になる可能性も否定できないことが
この問題の難しさではないでしょうか

世界的にHPVワクチンの接種が進んでいるのは、
WHOは科学的に重篤な健康被害はごく稀であると結論を出していて
健康上の利益がリスクを大きく上回っているとされているからです

これから子供を産みたいのに産めなくなる女性
子供を産んだのに子供の成長を見ることなく亡くなってしまう女性が出てきてしまう原因の一つは
子宮がんが原因であることは明らかです

子宮頸がんを防げる可能性が科学的に証明されているワクチンなのであれば
国として積極的に推進して頂きたいと思う


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